東京の観光旅行をするはずが宴会で子どもたちと妻をがっかりさせてしまった

親戚の結婚式を東京で行うことになり、地方に住んでいる私達は観光旅行もついでにしようと計画しました。東京へはあまり行く機会がなく、お祝いごとと観光を同時に行うことができるということで子供と一緒に楽しい時間を過ごしたいと思っていたのです。

私達夫婦と子供2人で結婚式に参加をしましたが、その後妻と子供を怒らせる出来事がありました。それが宴会です。

結婚式で東京へ!

結婚式を東京で行うことになったときは、私達夫婦だけで出席するつもりでした。けれど、挙式をあげる親戚カップルが子どもたちにリングを運ぶ役目をしてほしいということで、家族全員で出席することになりました。まだ小さい子どもたちは結婚式に出席することに興奮して大喜びです。

妻は子どもたちと私、妻自身の準備で大忙し、リングを運ぶ練習などもして家族全員がどこか浮かれていたと思います。そんなとき、結婚式は1日で終わるので子どもたちが観光をしたいと言い始めたのです。確かに普段は地方に住んでいるので、東京へ行くことは滅多にありません。

ですから、結婚式終了後は家族で観光をするのもいいかもしれないと思いました。妻とも相談し、一泊二日の東京旅行をついでにしてしまおうということになりました。結婚式で宿泊するホテルは一泊だけなので、自分たちで新しくホテルの予約をとって、結婚式の後に移動をしようとしたのです。

子どもたちはさらに大興奮して大喜びです。けれど、この予定が崩れてしまうトラブルがありました。宴会という大人たちの楽しみのせいで、子どもたちだけではなく妻にも悲しい思いをさせてしまったのです。

携帯電話で呼び出されて宴会に

当日は本当に慌ただしくて、いくら準備をしていてもやはり子供連れだと忘れてはいけないこと、やっておかなければいけないことや用意しておくべきものがたくさんありました。結婚式の前日に東京に到着しておくことになったのですが、挙式をあげる二人にもあらかじめ挨拶をして、子どもたちも指輪を運ぶリハーサルをして緊張気味でした。

大切なものだから、絶対に落とさないようにしよう!という思いだったのか、動きがぎこちなく、けれど一生懸命な様子がうかがえて挙式をあげる二人からお礼を言われて嬉しそうでした。

翌日は結婚式を無事に終えることができて、夫婦になった二人にお祝いの言葉を改めて伝えてからホテルへ戻りました。挙式のことや子どもたちがしっかりと指輪を運ぶ役目を出来たことを褒め、次の日からの家族旅行で行く観光地や行ってみたい場所などについて話をしていたときです。

私の携帯に親戚の一人から電話がありました。嫌な予感がしたのですが、仕方なく出ると「今お祝いの宴会を居酒屋でしているから」ということで、お呼び出しがかかってしまったのです。

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宴会の影響で翌日の観光は散々なことになってしまった

お祝いのための宴会は、本当に賑やかで親戚の男女関係なくたくさんの人が参加をしていました。当然私も飲まないわけにいかず、1、2杯だけと考えていたのですが、もともと酒好きの親戚たちに飲んでも飲んでもつがれてしまい、それを飲み干すことを繰り返していました。

お祝いムードが続き、深夜にさしかかったときにはもう私はべろべろに酔っ払っていました。そしてホテルへ戻って妻に明日はちゃんと起こしてくれと頼んで横になったのです。しかし、案の定翌日は二日酔いに。起き上がってもなかなか二日酔いがよくなることがなく、結局当初決めていた観光したい場所へはほとんど行けずに帰ることになってしまいました。

観光しているときにも宴会の名残なのか酒臭さがあって子どもたちからは不評を買い、動くたびに吐き気と頭痛に見舞われて散々でした。けれどそれ以上にきつかったのは、子どもたちと妻が行きたがっていたところに連れて行くことができなかったことです。

あの悲し気な顔、諦め顔は見ていると罪悪感に苛まれます。せっかくの東京観光をするための家族旅行が自分のせいで散々なものになってしまったことは、とても反省しています。子どもたちからも約束を破ったことを責められ、妻からは無言で不機嫌を通され、散々な東京旅行になってしまいました。

宴会のお詫びは夏の贅沢な旅行に決定

お祝いの席に宴会は付きものといっても、翌日に約束をしているときに二日酔いになるまで飲む人がいますか!という妻の言葉に反省しつつ、その年の夏には東京へ家族旅行に行くことになってしまいました。名誉挽回できるかもしれないよ、とは妻の言葉です。

子どもたちには帰宅してからも行きたかったところのことや、買いたかったお土産などのことで怒られ、謝るの繰り返しでした。結婚式はきちんと子どもたちが役目を果たしたところを撮影することもできたので思い出を残すことはできたのですが、観光で喜ぶ姿は残せなかったのが悔やまれます。

お祝いなのだからといって調子にのって飲みすぎたのは私なので、子供たちや妻からの責めは受けていましたが、あまり言われると落ち込んでしまいそうでした。子どもたちからは旅行の思い出をもっと作りたかった!と言われたので、夏に東京旅行へ行くことになりました。

夏の旅行は二泊三日で贅沢にすることに決まったので、それからはしばらくお小遣いを貯めていくことにしたのでした。妻も一緒にお小遣いを貯めて行ったので、夏の贅沢旅行は実行できそうです。宴会のお詫びは高くつきそうで、ますます反省することになりました。

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子どもたちと妻の希望が優先されても楽しみ!

東京へ結婚式で行った後に家族旅行に行けなかったのは残念でしたが、家族旅行へまた行けることには子どもたちも妻も喜んでくれたのでよかったです。

宴会はお酒を飲んでも飲んでもつがれる困った状態になるのでもう当分はやりたくないです。ですが、みんなが笑顔でお祝いごとを喜んでいる雰囲気はとてもいいと思いました。子どもたちも結婚式を挙げた二人のタキシードとウェディングドレス姿に「キレイ、キレイ!」と大はしゃぎしていたので、新婚になる二人を喜ばせ、お祝いの気持ちを伝えることはできたと思います。

家族旅行で行きたいと言われた東京の観光スポットは二泊三日ではなかなか回りきれないだろう数があったので、夏までに家族で話し合って決めることになりました。子どもたちと妻の行きたいところ、そして私の行ってみたいところも含めて数カ所ありますが、旅行が今から楽しいみです。

もちろん、宴会の反省とお詫びの旅行なので、東京の観光スポットは子どもたちと妻の希望が優先されます。それでも家族で一緒に旅行ができるのはあと何年あるのかわからないので、思い切り楽しんでこようと思います。

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